年の瀬ギリ

2020年12月31日、1時間の残業を終え、アパートに戻る。

年末感なんて微塵も無いけどせめて年越しらしいことを。と思い、年越しそばを食べようとキッチンの戸棚に手をかけたとき、昨日作ったカレーが残っていること思い出し、悪くなるのももったいないし食べようと、今年はそばをパス。

 

一人暮らしのアパートにまだテレビがないので(令和のこの時代にもう使うことはないだろうと思っていた)Xperiaワンセグを起動しガキ使を見ながらカレーを頬張る。

今日一日のことをぼんやり思い出しながらガキ使を見ていたら職場のグループトークから今年1年お疲れさまでした。と上の人からのメッセージ。

ああ、年末なんだなあと急に実感が沸き、なんとも言えないむず痒い寂しさが。

シャワーを浴びながら絶対に今年のうちに記事を書かなきゃと思い立ち、ドライヤーで髪を雑に乾かしVAIOを立ち上げ22時46分。

 

 

僕の家にはテレビがない。

テレビのように一方的に情報を届けてくれるモノがないとあまりにも季節感がない。

去年実家のテレビで流れるCMで見たアイナ・ジ・エンドの歌声をBGMにしたAmazon PrimeのCMなんかも一人の年末年始のちょっとした寂しさ、ささやかな幸せ、一年の終わる喪失感、翌年の期待感が詰まってて好きだった。

来年はちゃんとテレビ買お。

職場の先輩がクリスマスや誕生日は一人で過ごしてもいい。って。でもちゃんと自分にご褒美をあげないとダメだよって言ってた理由がほんの少しわかった気がする。(真意は分かっていない。)

 

職業柄、年末年始は休めず仕事をすることが多くて嫌やーと思っていたが今年その固定概念が覆ったかもしれない。

職場で明日以降の準備をしながらみんなで残業する今日みたいな日も比較的楽しみながらできた。理由は何となく分かっていて

学生の頃、文化祭の準備で土曜日や放課後にみんなで残って準備したあの頃の感覚に近いかも。なんとも言えないわくわく感と準備を間に合わせなきゃいけない緊張感。みんながいつもよりちょっとだけ連帯感が出るのも好き。

そう思える環境であることもありがたいし、働きやすさなんだと思う。

仕事の中で初めて年末であることを自覚するのはちょっと社畜っぽいけど意外と悪くないかもと。

 

 

今年は本当にいろいろあって、職場がコロナの影響で休業になり突然の休暇があったりして長かったような短かったような、、やっぱり短かったかな。笑

 

来年もコロナと一緒に生きて行くしかないんだろうから、1日1日を大切にしたいですね。衣類も引き続き1着しか買わんし。

 

みんなも元気で。来年もよろしく。